BICTのロジックダイアグラム

BICTのロジックダイアグラムをダウンロード

このページは、ダウンロード可能なロジックダイアグラムのサンプル一覧です。 架装メーカーでサンプルをそのまま使用いただくことも、ニーズに合わせて変更して使用いただくこともできます。

ロジックダイアグラムをダウンロード:

詳しくはサイド メニューのロジックダイアグラムを選択します。

Scaniaのロジックダイアグラムを使用するには、ツールおよびサービスからBICTツールをダウンロードする必要があります。

BICTの詳細は次の文書に記載されています:

 

詳細情報については、下のタブでロジックダイアグラムを選択するか、このページのさらに下に掲載されている直接ダウンロード用のリンクをご利用ください。

解説

エンジン温度が高くなり過ぎたり、オイルプレッシャーが下がりすぎると、この機能によってエンジンが自動的に停止します。

緊急停止スイッチにより、人身事故につながるおそれがある場合にエンジンを停止できます。

次のような用途に適しています。

  • 木材運搬車
  • タンクローリー車
  • クレーントラック

機能

緊急停止スイッチが作動すると、最初のオペレーター[&]により、EGパワーテイクオフが有効になっているかどうかが検知されます。 有効である場合はエンジンが停止します。

また、EGパワーテイクオフと組み合わせて次のいずれかの機能が有効になっている場合も、エンジンが停止します。

  • 低オイルプレッシャー
  • 高クーラント温度

EGパワーテイクオフが接続されていない場合、緊急停止スイッチはエンジンには作用しません。

解説

リモートエンジン停止機能を使用すると、スターターキーを始動位置に回すことなく、キャブ外にあるスイッチなどを使ってエンジンを停止できます。

次のような用途に適しています。

  • コンクリートミキサー車
  • クレーントラック

機能

コネクタC259のピン9(オプション)を介してlow信号またはhigh信号1が有効化されると、エンジンが始動します。

キャブの外で信号を受信できるようにするには、架装機能用ケーブルハーネスをコネクタC494に接続するのが適切です。 ケーブルハーネスは3 DINコネクターC486、C487、C488に配線されます。

以下の文書に詳細情報が記載されています。

 

 

1. BICTで事前に設定する必要があります。

解説

リモートエンジン停止機能を使用すると、スターターキーをロック位置に回すことなく、キャブ外にあるスイッチなどを使ってエンジンを停止できます。

次のような用途に適しています。

  • コンクリートミキサー車
  • クレーントラック

機能

コネクタC259のピン10(オプション)を介してlow信号またはhigh信号1が有効化されると、エンジンが始動します。

キャブの外で信号を受信できるようにするには、架装機能用ケーブルハーネスをコネクタC494に接続するのが適切です。 ケーブルハーネスは3 DINコネクターC486、C487、C488に配線されます。

以下の文書に詳細情報が記載されています。

 

 

1. BICTで事前に設定する必要があります。

解説

この機能により、BCIコントロールユニット経由の接続を介してキャブの外からエンジンスピードを制御できます。

次のような用途に適しています。

  • 消防車
  • コンクリートミキサー車
  • コンクリートポンプ車

機能

コネクタC259を介した接続

  • コネクタC259のピン1(オプション)を介してlow信号またはhigh信号1が有効化されると、エンジンスピードが加速します。
  • コネクタC259のピン2(オプション)を介してlow信号またはhigh信号1が有効化されると、エンジンスピードが加速します。

キャブの外で信号を受信できるようにするには、架装機能用ケーブルハーネスをコネクタC494に接続するのが適切です。 ケーブルハーネスは3 DINコネクターC486、C487、C488に配線されます。

EXTスイッチを介して接続

キャブの外からエンジンスピードを制御できるようにするには、EXTスイッチを介して接続します。

EXTスイッチが有効化し、パワーテイクオフが接続されると、エンジンスピード1が有効になります。

注記:ロジックダイアグラムに示されているEKパワーテイクオフは一例です。 パワーテイクオフはすべてのタイプが接続可能です。

エンジンスピード1パラメーターは、Scaniaの架装メーカー用プログラミングツール(SDP3)で下図のように調整する必要があります。

  • コントロールのタイプ:クルーズコントロール用スイッチモジュール
  • その他の設定値は、架装のニーズに応じて異なります。


 

1. BICTで事前に設定する必要があります。

解説

これは、外部のコントロールユニットからCANメッセージを送信し、キャブ外からエンジンスピードを制御する機能です。

次のような用途に適しています。

  • 消防車
  • コンクリートミキサー車
  • コンクリートポンプ車

CAN信号の接続

C493-3

ハーネス間コネクターC493のピン3を介して、架装機能を外部CAN-low信号に接続します。

C493-4

ハーネス間コネクターC493のピン4を介して、架装機能を外部CAN-low信号に接続します。

機能

エンジンスピードを増減するには、プロトコルJ1939に従って、電気インターフェース(BCI:架装通信インターフェース)のコントロールユニットに正しいCANメッセージが送られるようにする必要があります。

次のロジックダイアグラムは、キャブ外からエンジンスピードをコントロールするCANメッセージの使用を可能にするものです。 EXTスイッチが有効化し、パワーテイクオフが接続されると、エンジンスピード1が有効になります。

注記:ロジックダイアグラムに示されているEKパワーテイクオフは一例です。 パワーテイクオフはすべてのタイプが接続可能です。

エンジンスピード1パラメーターは、Scaniaの架装メーカー用プログラミングツール(SDP3)で下図のように調整する必要があります。

  • コントロールのタイプ:外部CAN
  • その他の設定値は、架装のニーズに応じて異なります。
   
 

キャブの外で信号を受信できるようにするには、架装機能用ケーブルハーネスをコネクタC494に接続するのが適切です。 ケーブルハーネスは3 DINコネクターC486、C487、C488に配線されます。

以下の文書に詳細情報が記載されています。

解説

これは、パワーテイクオフの接続などに関するさまざまな条件に基づいて、次の例のように、エンジンスピードを事前の設定値まで上昇させる機能です。

適用例:

  • プラットホームティッピング用のエンジン準備。
  • クレーン上昇用のエンジン準備。

次のような用途に適しています。

  • ダンプトラック
  • クレーントラック

機能

キャブの外で信号を受信できるようにするには、架装機能用ケーブルハーネスをコネクタC494に接続するのが適切です。 ケーブルハーネスは3 DINコネクターC486、C487、C488に配線されます。

次のロジックダイアグラムでは、エンジンスピードをプリセット値まで増やすことができます。EGパワーテイクオフが接続されると、エンジンスピード1が有効化します。

注記:ロジックダイアグラムに示されているEGパワーテイクオフは一例です。 パワーテイクオフはすべてのタイプが接続可能です。

エンジンスピード1パラメーターは、Scaniaの架装メーカー用プログラミングツール(SDP3)で下図のように調整する必要があります。

  • コントロールのタイプ:固定値
  • その他の設定値は、架装のニーズに応じて異なります。

解説

架装からのメッセージをインストルメントクラスターに表示する機能です。

あらゆる種類の用途に適しています。

機能

コネクターC259のピン1(オプション)を介してlowまたはhigh信号1が有効化されると、インストルメントクラスターのドライバー情報表示が有効になります。

キャブの外で信号を受信できるようにするには、架装機能用ケーブルハーネスをコネクタC494に接続するのが適切です。 ケーブルハーネスは3 DINコネクターC486、C487、C488に配線されます。

以下の文書に詳細情報が記載されています。



1. BICTで事前に設定する必要があります。

解説

これは、カプラーのロックが解除された状態での運転を防止する機能です。

運転中にロックが開くと、ドライバーに対して警告が表示され、車速が10 km/h(6 mph)に減速します。

次のような用途に適しています。

  • 調整式カプラー搭載車両
  • トラクター

機能

  • カプラースイッチとハンドブレーキが作動すると、車速が1 km/h(0.6mph)未満であれば、オペレーター[&]によってカプラーのロックが開かれます。
 
  • この機能が有効になっているときは、ハンドブレーキを解放して車両を運転し、カプラーの位置を調整できます。
 
  • カプラースイッチを作動させた状態で運転すると、車速が5 km/h(3.1 mph)を超えた場合には、この機能によってカプラーロックが閉じます。
 
  • 運転中、カプラースイッチが切れていなければ、速度は10 km/h(6mph)を超えません。
 
  • カプラーが動いていることをいずれかのセンサーが検知すると、インスツルメントクラスターにドライバーへの警告が表示されます。
 
  • カプラーが開位置になっていることを両方のセンサーが検知すると、インスツルメントクラスターにドライバーへの警告が表示され、車速が10 km/h(6 mph)に減速します。

注記: 
パーキングブレーキを使用することで、この機能を有効化する際の車両の静止状態が確保されます。

制限付きコントロールの速度値は、下図に示すように、Scaniaの架装メーカー向けプログラミングツール(SDP3)で調整する必要があります。

制限付き出力信号1: 

  • 有効化操作ができる車速の上限。
    設定値:1 km/h
 
  • 無効化操作ができる車速の上限。
    設定値:5 km/h
 
  • 再有効化の禁止
    設定値:あり

 

 

以下の文書に詳細情報が記載されています。

解説

これはトレーラーカップリングの開閉状態をインスツルメントクラスターに表示する機能です。 インジケーターランプは、バネ式受信確認スイッチによってオフにできます。

トレーラーカップリングが開くと、開いているけん引ユニットのインジケーターランプがすぐに点灯します。

トレーラーのリモートコントロールけん引カップリングを装備した車両、またはセミトレーラーとの連結ドリーを装備した車両に適しています。

機能

これはトレーラーカップリングの開閉状態をインスツルメントクラスターに表示する機能です。 インジケーターランプは、バネ式受信確認スイッチによってオフにできます。

トレーラーカップリングが開くと、開いているけん引ユニットのインジケーターランプがすぐに点灯します。

トレーラーのリモートコントロールけん引カップリングを装備した車両、またはセミトレーラーとの連結ドリーを装備した車両に適しています。

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以下の文書に詳細情報が記載されています。